業-karma-
君のいない部屋にぽつりと 誰に宛てたかわからない手紙
はじめは丁寧に書かれた文字もだんだん滲んでいた
決して幸せなうちではなかった 昔見た怖い絵みたいだった
いつも誰かの顔色をうかがい 腕を盾に生きてた
小さなことで争いあった。いつも誰かが泣いていた。
いつしかみんないなくなり、ひとり。
深い傷跡だけ残った
どうしてうそつきばかりなのだろう
どうして傷つけあうのだろう
ごめんね、ありがとう。少し疲れたんだ
静かな音の中で 少し眠らせてほしいんだ
どんな思いで日々をすごしただろう
誰が君の悲しみに気づいただろう
君はとても強い。君はとても美しい。
ぼくは君を背負う ぼくは君を背負う
くやしいんだ。
笑うこと知らずに 心を葬った
当たり前のしあわせを知らず生きて、死んだ
君は今どこにいる?生まれた意味なんてわからない!
業が業を呼ぶ世界がどんなに続いても
ぼくは「人」でいたいんだ。
君がそうであったように、
ぼくは君を背負う。ぼくは君を背負う。
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